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 「たらの芽」は、ウコギ科タラノキ属の落葉低木「たらの木」の若芽です。たらの木は北海道から九州に分布し、比較的開けた、陽当たりの良い場所に自生しています。
 たらの木はマッチの軸などに使われるやわらかい木で、地中を走る根から、どんどん繁殖してゆきます。 春になると茎の先端にふっくらとした芽を出します。これが「たらの芽」で、これを採って食べます。
 各茎にでる芽は、1回採ってもその横から第2の芽を出しますが、その第2の芽も採ってしまうと、その枝は枯れてしまうと言われています。
 野生のたらの芽の旬は、場所によっても違いますが4月から6月上旬が食べごろで、芽が5cmほどの時が香りがあり、美味しいようです。

 たらの芽は他の山菜に類をみない特有の香味と軽い苦味、そしてほどよい脂肪分があり、珍味とされています。脂肪のほか、たんぱく質やビタミンB2などにも富み、栄養面でも優れているため、「山菜の王様」と言われています。
 春しか収穫できないたらの芽ですが、鮮度の良いものを、より早く、より長期間食卓を彩るようにと、『ふかし栽培』が誕生しました。今回は家庭でも簡単にできるふかし栽培をご紹介します。
たらの芽の簡易ふかし栽培
@穂木を採取。
  穂木は12月頃、高さ3〜4メートルに育ったたらの木の株を、必ず下2芽を残して切りとる。
A穂木は10cmくらいに1〜2芽をつけて切断。
B穂木安定と水分保持のためオガ屑を2cmほど敷く。(オガ屑がなければ水のみでもよい)
Cオガ屑に十分水分が保持できる程度に灌水。 容器は発泡スチロール容器など、水が漏らなければ何でもよい。
D穂木をならべる
E湿度保持のためビニールで覆う。
  竹とゴミ袋を使用し、昼は25℃を超えないよう、夜は10℃を割らないのが望ましい。
F栽培から、1週間から10日で芽が出始める。
G栽培から2週間もたつと頂芽だけでなく側芽も成長始まる。太い木の方が大きい芽ができる。穂木は2cm以上が   適する。
H栽培から約3週間で収穫。穂木が細いと、たらの芽も小さい。

【簡易ふかし栽培に必要なもの】
・タラノメの穂木
・オガ屑
・水
・容器(深さ10cm程度)
・ビニール
・竹

大量に作るときは斜めにさすと効率が良い
たらの芽栽培の一年
5月 芽かき (1株当り2つの芽を残し、他は摘み取ります)
5月・6月 草刈り
11月下旬 穂木の切り取り
12月〜 床(ベット)作り(発芽に必要な、暖かいベットを作ります)
栽培始まり(穂木をさす)
1月上旬 出荷開始
4月中旬 出荷終了
たらの芽の「エラトサイド」とは?
 この、たらの芽には「糖尿病」の原因であるブドウ糖の吸収を抑制する作用のある物質、  「エラトサイド(サポニン類)」があると確認され、いま注目を集めています。
 炭水化物や糖類が消化吸収されると、血液中でブドウ糖(血糖)となりますが、血糖はすい臓から分泌される インスリンというホルモンのはたらきでエネルギーに変わり、人間の活動を支えています。
 このインスリンというホルモンの分泌が減ったり効きが悪いため、大事なエネルギー源である血液中のブドウ糖(血糖)を体の中でうまく利用できなくなり、 利用されない血糖が血液中にたまり、高血糖状態が長く続くと .血管や神経が次第に傷み、重い合併症を引き起こします。これが俗に言う、糖尿病です。
 「エラトサイド」は糖尿病の原因である ブドウ糖などの吸収を抑える働きがあるために インスリンが適正に働き 高血糖になるのを防げると言うわけです。
<1月の園芸作業>花壇の土の「寒ざらし」と「腐葉土つくり」
■1月は屋外作業がつらいときですが、この時期には春の種まき、球根植え付けに備えての仕事がいくつかあります。
■まず、花壇の荒起こしをして土を風化させる『寒ざらし』を冬の間にしておきましょう。土を寒風に当てて風化させることで、土中に酸素を入れ、土の団粒構造を取り戻します。少なくとも、30センチくらいの深さの土を天地返しする必要があります。水はけの悪い所なら、40〜50センチぐらいの深さで掘り起こし、天地返しと同時に、庭木の剪定枝など粗大有機物を入れておくといいでしょう。
■寒ざらして深層にあって風化されていない土が、表層に出て風乾されると、土の構造は、干した布団のように空気がいっぱい入って、ふっくらした状態になり、植物の根にとって好適な状態になります。さらに風乾することで、有機態窒素が無機態の形に変わって、植物に吸収されやすいものになります。また、風乾された土に水が加わると、生き残った乾燥に強い微生物が盛んに活動して、乾燥で分解されやすくなった有機物や、乾燥に弱くて死滅した微生物の体を分解し、アンモニアに変えます。花壇のような畑状態では、さらに硝酸にまでなり、栄養分が植物に吸収されやすくなります。
■腐葉土作りも、この時期に行ってください。落ち葉を積んで、葉の形が少し残る程度まで腐らせます。米ぬかや油粕を加えてよく混ぜ、水を打っておきましょう。古むしろや古ござを掛けるなどして、乾燥しないように気をつけて管理します。1年くらいで腐葉土になります。途中で1度くらい切り返しをしましょう。腐葉土の半分くらいの分量の田土を混ぜて使います。赤土の多いところでは、作土と同じくらいの量を入れます。



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