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ブリーダーから春のプレゼンテーション-ネギ

 寒さを感じる季節になってくると、鍋、みそ汁、すき焼き…あたたかい食べ物が頭に浮かんできます。そこになくてはならないのがネギでしょう。太くてやわらかく、甘みののったネギのおいしさは格別です。
 おいしさに定評があるタキイのネギで、家庭菜園用にはもちろん、直売所出荷を目指してみてはいかがでしょうか。
栽培スキルアップ
 近年、夏が暑く、一度に降る雨量が多くなっているため、暑さと過湿に弱いネギにとって、夏越しの難しさは大きな課題となっています。
 ネギは夏場ほとんど生育せず、じっと暑さに耐えています。そのため、夏場にネギへストレスをかけないことが管理のポイントになります。そのポイントを基本に、管理作業を紹介します。
■排水の確保
 ネギの根は酸素要求量が高く、加湿状態ではすぐに根が傷み、生育不良や病気の原因となります。排水性と通気性のよい畑をつくるためには、完熟堆肥などを施し、有機質を豊富に含む土づくりをすることが重要です。また、明渠をつくり積極的に排水を図ることで、大雨が降っても水がたまりにくくなるうえ、根の張りがよくなり生育は向上します。
■施肥
 肥料の過不足は、生育遅延や病気の発生、品質の低下につながります。全チッソ量は成分量で、10㎡当たりで200~300g程度を目安とします。元肥に全量の半分、追肥で残りの半分をやる追肥主体型の栽培がおすすめです。追肥は、1回当たりチッソ成分で10㎡当たり20~30g程度を、ネギのサイズと生育状態に応じてこまめに施します。特に夏場の追肥は控え、暑さを越えてネギの生育が旺盛になる秋以降から数回に分けて追肥します。
■土寄せ
 土寄せは根深ネギにとって、軟白部を伸ばすための最も重要な作業です。しかし、土寄せの際には、根が切れたり葉が傷むため、ネギにとっては大きなストレスとなります。したがって、土寄せも追肥と同じく、ネギの生育が緩慢な夏は避け秋以降に少しずつ行います。葉の4~5枚以上には土がかからないようにするのがポイントです。葉が7~8枚になったら、4~5枚残るように土寄せし、これを2~3週間ごとに繰り返します。止め土は、秋冬どりの場合、収穫の30~35日前に首元の下3cm程度まで行います。
●ネギ耕種基準
畝幅
(cm)
90(葉ネギ・直播) 条数
(条)
4(葉ネギ・直播) 株間
(cm)
1(葉ネギ・直播)
70~90(根深・育苗) 1(根深・育苗) 3~4(根深・育苗)

※表示の耕種基準は目安としてご利用ください。

栽培Q&A
Q:もうすぐ台風が来るのですが、対策は何をすればよいでしょうか?
A:前に排水対策や倒伏の防止を行いましょう!
 高温、過湿と風に弱いネギにとって、台風は大敵です。事前と事後の対策をしっかり行って、被害を最小限に抑えましょう。
 台風が来る前には、明渠の確認など圃場の排水対策、土寄せによる倒伏の防止を行います。盛夏期の土寄せはあまり好ましくないですが、台風が来る前にしっかり行いましょう。
 台風通過後は、圃場の水が速やかに排水されるよう再度排水の確認、殺菌剤による薬剤散布や液肥を使った葉面散布剤を施し、回復に努めます。
 また、殺菌剤は台風前にも散布することで、より病害の予防効果が上がります。

【ブリーダーからプレゼンテーション!】
■直売所出荷の方に
 「ホワイトソード」は、見ための美しさ、低温での伸びと太りのよさが売りの品種です。葉は濃緑で襟部のしまりがよいため、緑と白のコントラストが鮮やかで、店頭ではえる美しさがあります。
 適作型は春まき冬どりで低温期での生育がよいため、秋から冬にかけて生育が進み、寒さによる葉の傷みや襟のバラケが遅いことから在圃性が高く冬の長期間にわたり出荷可能です。寒い時期に収穫適期を迎えるため、「ホワイト」シリーズの売りであるおいしさも抜群で鍋の具材としておすすめです。
■自家菜園の方に
 「ふゆわらべ」は、味がよく緑の葉までたべることができ、短い軟白で収穫することで、土寄せ作業の回数を半減することができる魅力的な新しいタイプの品種です。
 適作型は初夏まき冬どりで、軟白部が短く太い独特の形状をもっています。また、根深ネギであれば通常捨ててしまう緑の部分(葉身)は、辛みが少なくやわらかいため、おいしく食べることができます。栽培期間は短く、盛夏期を過ぎてからの定植で、年内から収穫できます。通常、秋冬どりでは畑で夏を越すことになりますが、その場合、盛夏期の高温多湿による病害が原因で欠株になることがあります。しかし「ふゆわらべ」は、盛夏期を過ぎてからの定植で冬に収穫できるので安心できます。
 その特徴的な見ため、味のよさから、直売所向けの出荷にもおすすめです。
■料理人への提案には
 「ホワイトスター」は抜群の太り性とおいしさ、やわらかさに定評のある品種で、適作型は春まき年内どりです。
 肉質はきめ細かく、煮込めばとろけるようなやわらかさで、薬味として生で利用する場合は、辛みや苦みが少ないのが特長です。味を重視する方にぜひおすすめしたい品種です。
 生育は旺盛で、作りやすいのが特長です。また、根張りがよいので、過湿などのストレスからの回復も早く、栽培が安定しています。そのため、クズの発生が少なく高い秀品率が期待できます。



【資材の活用】
ネギのスムーズな生育のために亜リン酸資材を活用しましょう!
 よいネギを収穫するためには、それを地下で支える根が元気であることが重要です。しかし、長い栽培期間中には、根がさまざまなストレスにさらされます。その際に、いかに早く新しい根が発根できるかが重要となるので、根の発達を促す亜リン酸肥料を葉面散布するとよいでしょう。タキイの亜リン酸肥料「ホストマト」は1,000~2,000倍の希釈倍率で、ネギにも使用できます。
 定植前の苗へ潅水代わりに施与することで、活着がスムーズになり、定期的に使用することで、根の安定した発達を促し生育が安定します。また、大雨による潅水後の施与で、根の回復につながり、被害を最小限に抑えられます。


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