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ブリーダーから春のプレゼンテーション-キュウリ

栽培スキルアップ
■圃場の準備
  播種と同時に畑を準備します。標準の元肥は、10㎡当たり成分量でチッソ・リン酸・カリ=300g・350g・300g、堆肥が約20kgです。畝立て後は、黒のポリマルチで被覆します。苗を購入する場合でも、植え付ける1週間前にはマルチングを終了し、地温確保に務める必要があります。
■整枝・摘芯
 ハウス半促成・露地栽培ともに播種~育苗時期は加温が必要です。発芽には25~30℃が望ましく28℃を理想とします。3~4日で発芽がそろったら、最低地温20℃、最低気温16℃、日中の最高気温25℃を目標に温度管理を行います。播種後約4週間で、本葉が2.5枚になったころを目安に、12cmポットに移植します。移植後活着してから最低気温を12℃にし、その後1週間に1℃を目安に最低気温を下げます。定植前の週には8~10℃になるようにしましょう。この温度管理は定植後の苗の活着をスムーズにするために必要で、ポイントは地温をできるだけ16℃で維持し、気温のみを下げていくことです。根の伸長を妨げず養水分の吸収が十分に行え、また徒長を防ぐことができます。
 まずは力強い主枝に仕上げることを心掛け、初期の収穫量を左右する側枝を順調に発生させましょう。
 収穫開始は、定植の約1カ月後を目安とするので、下位5節の雌花と子づるの除去は必須です。さらに7節まで助教すれば、果実が順調に肥大するために必要な葉枚数まで生育が進んでから、収穫を始めることができます。
 なお主枝は、本葉25枚までで必ず摘芯し、冗談まで側枝の発生を促してください。
■追肥・潅水
 最初のキュウリを1本収穫したら追肥を初めますが、粒状肥料の場合には必ず潅水とセットで行い、肥料を溶かすことが重要です。あとは継続して1週間に1回のペースで、1株当たり速効性の肥料を軽くひと握り程度施します。ただし、1株から2~4本の収穫が続くような時期は、4、5日おきに追肥してください。
 また、薄めの液肥を潅水代わりに与える場合は、2、3日に1回の割合で施してください。
■定植
 定植は晴れた日の午前中に行い、潅水後の地温を十分に上げることがポイントです。
地温が低いと根の活着が悪くなり、その後の生育遅延や病害の発生助長など悪影響をもたらすので注意が必要です。
●キュウリ(育苗)耕種基準
畝幅(cm) 270
条数(条) 2
株間(cm) 60

※表示の耕種基準は目安としてご利用ください。

栽培Q&A
Q:どの台木を使えばよいか教えてください。
A:
 台木用カボチャに接ぎ木した苗は、自根栽培よりも強勢になり、猛暑や豪雨などでも作柄が安定します。夏秋用ブルームレス台木「スターク」は、スタミナを強化し多収をねらうには最適です
 また「グリップ」は、自根栽培のようにブルームの出る台木で、キュウリ本来の風味を味わうにはおすすめです。
【ブリーダーからプレゼンテーション!】
■直売所出荷の方に
Vシャイン」、「Vアーチ」は、収量の上がるうどんこ、べと、ウイルス(ZYMV)病耐病性品種です。これら2品種は、絶え間なく発生する側枝、孫枝に多くの雌花が着生することで高収量性を実現し、その特性は全国の夏秋産地において実証されています。また、枝の節間が短く、小さい葉が上方に向くスッキリした草姿は、ほかの品種にはない画期的な特徴で、収穫や管理作業の簡便化を可能にした省力型品種の最先端といえます。
 両品種とも長期栽培に適しているので、5月上旬定植から使えますが、今年はこれらを作型別に使い分け、さらなる出荷期間の拡大と品質のよいキュウリの長期出荷をねらってみてはいかがでしょう。5月上旬からの定植には低温期にも枝伸びのよい「Vシャイン」、6月下旬以降の定植には盛夏期にも枝が伸びる「Vアーチ」をお使いください。このように2つの作型を設けることで、比較的店頭に並ぶキュウリが少なくなりやすい、7月中旬までと8月20日以降にも、安定してキュウリを出荷できるようになります。
■自家菜園の方に
 定番の「夏すずみ」にウイルス病(ZYMV)の耐病性を強化した「VR夏すずみ」がおすすめです。また、食感の違いが味を引き締める浅漬用などとしては、「シャキット」が欠かせません。どちらの品種も収穫量に山谷がない特長があるので、”ドカどれ”することが少ないのは、自家菜園用としての魅力となります。
■プランター栽培に挑戦!
 軒先やベランダで気軽に作れるのがプランター栽培です。茎葉の伸びるスペース確保と限られた根圏での栽培は、品種選択とミニサイズ収穫で、ある程度乗り切ることができます。
 短節間で小葉の「Vシャイン」「Vアーチ」を、側枝、孫枝ともにすえて1葉で摘芯すれば、比較的コンパクトに栽培できます。
 少ない根圏への対応策として、果実を10~15cmのミニサイズで収穫すればキュウリへの負担が少なくでき、菜園ならではの皮のやわらかいサクサクキュウリを楽しめます。
【よくある失敗】
~曲がり果~
 キュウリが曲がってしまう原因は、水分不足、チッソ不足、日照不足など、原因は状況により異なり、1つに限定することはできませんが、曲がり果は生育バランスが乱れているサインです。”雌花の数に養分の供給が追いついていないため”、曲がり果が発生すると考えてください。
 小さい段階で着果を摘果し、草勢の回復を図ったうえで、灌水量や追肥の回数を増やすことが大切になります。
【資材の活用】
盛夏期を乗り切る有効資材
トレエース」は、環境ストレスを軽減し、作物の健全な生育を促すトレハロース入り微量要素肥料です。
 キュウリでは、7~10日間隔で2~3回程度の葉面散布を行うとしおれ防止に効果がり、入梅後から定期的に施用し、夏本番を迎えるようにしてください。
※トレハロース:動物用・微生物などに含まれる天然糖質。保水力が高く、食品や化粧品など多様に利用されている。


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